新型コロナウイルスに感染し昨年末から自宅療養を続けていたソフトバンク東浜巨投手(30)が18日、福岡市内の球団事務所で今季の契約交渉に臨み2300万円増の年俸9000万円でサインした。

「今年は1年間、シーズンフルに投げ切れるように準備していきたい。チームの優勝と日本シリーズ5連覇できるように先頭に立って引っ張って行けるように頑張りたい」。スーツにマスク姿でオンライン会見した東浜はキッパリと言った。

昨年12月24日にPCR検査で陽性と診断された。年末年始を挟む約3週間の自宅療養から解放され、ようやく16日に練習再開。「味覚5割、嗅覚3割」と、まだまだ万全ではない。

「隔離生活から外に出られるだけでもうれしかった。やることは多いが、これからはしっかり体作りをしたい」。

昨季は開幕投手を務めるなど9勝2敗、防御率2・34。先発として結果を残したものの終盤戦に右肩の不調でチーム離脱。日本シリーズはリハビリ組だっただけに、再起の気持ちは強い。「個人タイトルには興味はない。チームが勝つために1試合、1試合投げていきたい」。充実のシーズンを誓った。(金額は推定)