新型コロナ 東京都「Go Toトラベル」含め対応を検討する考え

「Go Toトラベル」について政府が札幌市と大阪市を出発地とする旅行の自粛を呼びかけるなか、新型コロナウイルスの感染が急速に広がり重症者も増え続けている東京都は、感染状況を見極めつつ「Go Toトラベル」への対応を含めて検討する考えです。

札幌市と大阪市を目的地とする旅行を除外している「Go Toトラベル」について政府は、2つの市を出発地とする旅行の自粛を呼びかけているほか、感染拡大地域への対応は今後、知事の意向も踏まえて検討するとしています。
事業の一時停止を国に要請する立場にはないとしてきた東京都の小池知事は28日夜、「一時停止などについて詳細が分からない部分があるので、具体的な内容を所管の省庁に照会した。回答を見て、今後の対応を考えていきたい」と述べました。

都内では、28日、これまでで2番目に多い561人の感染が確認されたほか、重症者は、6日連続で増えて67人となり、感染が急速に広がっています。

28日から酒を提供する飲食店などに営業時間の短縮を要請し、短期間の集中的な対策で感染拡大をおさえたい都としては、感染状況を見極めつつ、国とも連絡をとりあいながら、「Go Toトラベル」への対応を含めて検討する考えです。