米海軍、ロシア領海主張の海域で「航行の自由作戦」

　【モスクワ＝工藤武人】米海軍第７艦隊は２４日、ロシアが領海と主張する、日本海北西部ピョートル大帝湾の海域付近で、米海軍のイージス駆逐艦「ジョン・Ｓ・マケイン」が「航行の自由作戦」を実施したと発表した。露国防省はこれに先立ち、米海軍の駆逐艦がロシアの「領海に侵入した」と発表していた。

　露国防省は発表で、米駆逐艦が２４日、ロシアの領海約２キロ・メートルの地点に「違法侵入」したと指摘した。米国は領海に関する露側の主張を認めておらず、米海軍は２０１８年１２月にも「航行の自由作戦」を実施している。