トルコ沖で地震、6人死亡 M7・0、200人負傷

30日、トルコ西部イズミル県で地震によって倒壊した建物(ゲッティ=共同)
30日、トルコ西部イズミル県で地震によって倒壊した建物(ゲッティ=共同)

 米地質調査所(USGS)によると、トルコ西部イズミル沖のエーゲ海で30日午後2時51分(日本時間同8時51分)、マグニチュード(M)7・0の地震があった。当局によると、イズミル近郊の町で複数の建物が倒壊したほか、津波が発生し、海岸沿いの一部の町が浸水。6人が死亡、約200人が負傷した。

 イズミル県ボルノバ、バイラクルで複数の建物が倒壊した。県知事によると、4つの建物が全壊。現場にがれきが散乱し、重機を使った救助活動が続いた。津波で沿岸の同県セフェルヒサルの一部が浸水した。

 イズミルはトルコ第3の都市で近隣県を含めて約10社の日系企業が工場や事務所を置いている。在イスタンブール日本総領事館によると、邦人被害の情報はない。情報収集を続けるとしている。

 震源地はイズミル沖のギリシャ東部サモス島近くで、震源の深さは10キロ。トルコ最大都市イスタンブールでも揺れが感じられた。(共同)

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