NZ、北の「瀬取り」監視へ 嘉手納基地拠点に

 防衛省は19日、北朝鮮船舶が別の船に横付けして物資を積み替える「瀬取り」を阻止するため、ニュージーランドが今月下旬から11月下旬にかけて在日米軍嘉手納基地(沖縄県嘉手納町など)を拠点に哨戒機で警戒監視活動を実施すると発表した。

 嘉手納基地の利用は、国連軍地位協定に基づく。同国による実施は昨年10月以来で、3回目。

 北朝鮮が核・ミサイル開発の進展に伴い科された国連安全保障理事会の制裁から逃れるため、瀬取りを繰り返している現状を踏まえ、日米、オーストラリアなども恒常的に上空からの警戒監視を行っている。

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