ロボットと愛し合うことは可能なのか。『アイム・ユア・マン 恋人はアンドロイド』でダン・スティーヴンスが挑んだ究極の問い。

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「アンドロイドに自我や感情が宿った場合、我々はどこまで彼らに責任を負わせるのか。複雑で難しい問題が山積みになるんです」 ダン・スティーヴンスが映画『アイム・ユア・マン 恋人はアンドロイド』で挑んだ究極の問い。

若いころからドイツの言葉やカルチャーに親しんできました。ドイツ語の勉強を始めたのは学校の授業がきっかけで、クラスの9割がスペイン語を選択していたのに対し、僕はドイツ語を選択する残り1割の生徒。それが自分的にはクールだと思っていたところはありました。同時に家族ぐるみで付き合っていた友人一家がドイツに住んでいたので、長期休暇となると彼らの家を訪れていたため、ドイツ語に触れる機会が多かったんです。その後も自分なりに勉強を続けてきました。13年前にドイツ映画『ヒルデ-ある女優の光と影』(2008)という作品に出演し、劇中でドイツ語を話したので、今作の関係者の誰かがそれを覚えていてくれたのかもしれない。おそらくマリアは人間型ロボットのトムに異星人感を加えるため、ドイツ人以外の役者を探していたけれど、決して英国人に限定していたわけではなかったと思うんです。たまたま僕が早い段階で引き受けただけに過ぎないと思っています。

「アンドロイドと恋におちる女性の話」というような英語の一文以外は、すべてドイツ語で届いたので、エージェントからは「詳細が分からないので、あなたが読んで意見を聞かせて」と言われました。そこで読み始めたところ、即内容を気に入ったんです。美しい物語の中にユーモアが盛り込まれていて、トムというアンドロイドを演じるのはさぞかし楽しいだろうなと思いました。僕自身、体をつかったコメディが大好きなので、そこも今作に惹かれた理由です。アンドロイドではなく、人間になろうとしている誰かであることを意識して演じていました。具体的には、人間のマナーや行動の特徴などを分析し、それを再構築してトムの動きに取り込みました。ときに動きのタイミングをずらしたりして、本当の人間になるための努力をしている様子を見せたりといった表現もしました。──今作の肝となる、アルマの哲学的な決断は切なくも実に人間的であると感じました。あなた自身はアンドロイドというものに対して、どのような考えをお持ちでしょうか?

セリフ一つひとつがものすごく気が利いているので、好きなくだりはいくつもあります。でも自分を褒めるという意味では、グーグル翻訳を使って習得した韓国語のセリフが好きですね。セリフの内容というよりは、とにかく自分が頑張ったというところがポイントかな。トムは統計によって導きだされた答えを得意げに答えることがあるけれど、それがときに逆効果で、すごく幼く見えることがある。例えばトムがアルマに「ドイツ女性の93%が夢見る光景だよ」と言ったのに対し、アルマが「私が属しているのは?」と返すと、「残り7%?」と答える。そういうやり取りなんかも、愛らしくてとても好きですね。

 

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