こうした経緯から市場に大量に流れ出したのが「マイニングに用いられていたグラフィックカードの中古製品」です。マイニングによる高騰を受けて長らくPCゲーマーがグラフィックカードを購入できないという事態が続いていましたが、今回の中国政府の取り締まり強化によって廃業したマイニング業者が中古のグラフィックカードを大量に売却。両者の需要と供給を満たす形で、中古グラフィックカード市場が活性化している状態です。
こうした流れの中でPalit Microsystemsが警告しているのが、「中古のグラフィックカードの危険性」について。同社によると、24時間365日マイニングを続けていたグラフィックカードは性能が1年で10%低下するとのこと。こうした点から、同社は中古のグラフィックカードが一見割安に見えた場合でも注意が必要だと警告しています。 Palit Microsystemsによると、中古のグラフィックカードを購入する場合はまず「GPUクーラー」に注目すべきだそうです。純正以外のGPUクーラーが取り付けられているグラフィックカードは高温の環境にさらされていた可能性が高く、性能が低下している可能性や故障のリスクが高いと考えられる上に、製品保証が無効化されている場合すらあり得ます。こうした点からGPUクーラーを付け替えた中古品には特に気をつけるべきですが、純正のGPUクーラーが取り付けられている中古品でもGPUクーラーを純正品に戻してから販売している可能性も考えられるため、結局のところ「中古のGPUには気をつけるべき」とのことです。
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