ブラジル景気後退、7~9月GDP0.1%減 干ばつ響く

ブラジル景気後退、7~9月GDP0.1%減 干ばつ響く

2021/12/02 19:36:00

ブラジル景気後退、7~9月GDP0.1%減 干ばつ響く

【サンパウロ=宮本英威】ブラジル地理統計院(IBGE)が2日発表した2021年7~9月期の実質国内総生産(GDP)は前四半期比で0.1%減となった。4~6月期(0.4%減)に続いて2四半期連続のマイナス成長となり、定義上の景気後退となった。干ばつによる農産物の不振が響いた。ブラジルの景気後退は、新型コロナウイルスの感染が広がった20年1~3月期、4~6月期に2四半期連続でマイナス成長となって以

ブラジルの景気後退は、新型コロナウイルスの感染が広がった20年1~3月期、4~6月期に2四半期連続でマイナス成長となって以来となる。分野別では、新型コロナの感染者数の減少による経済活動の再開に伴ってサービス業は前四半期比で1.1%増となったものの、農牧畜業が8%減と大幅に落ち込んで全体を引き下げた。GDPは前年同期比では4%増だった。3四半期連続のプラスだった。要因の一つは農産物の生産低迷だ。ブラジル国家食糧供給公社(CONAB)によると、2020年10月~21年9月の穀物生産量の推定は約2億5200万トンと、前の年度比2%減となった。約90年ぶりとされる歴史的な降雨の少なさで、主力のトウモロコシや豆類といった穀物の生産が低調に推移した。

この結果、インフレも引き起こした。10月の消費者物価上昇率は年率で10.67%となった。5年9カ月ぶりの高い上昇率だ。トマトやジャガイモといった農作物だけでなく、通貨安による輸入品、原油高騰を受けたガソリンの販売価格が上昇している。「鶏肉や食用油などの値上がりで家計は厳しい」。最大都市サンパウロに住む50歳代の女性美容師は嘆く。店舗を訪れる顧客は新型コロナの感染が広がる前まで「十分には戻っていない」。収入減とインフレのダブルパンチに直面している市民は多く、生活の水準を引き下げるケースも目立つ。実質経済成長率見通しの下方修正も相次いでいる。中銀が民間エコノミストの予測を集計して毎週公表する「FOCUS」では、21年通年は4.78%増と、7週連続で引き下げられた。22年については8週連続の下方修正で、0.58%増まで落ち込んでいる。

中銀はインフレ抑制を優先しており、これまで6会合連続で政策金利の引き上げに動いてきた。今月7~8日に開く会合でも利上げが確実視されている。今後は、景気停滞とインフレが共存する「スタグフレーション」への懸念が一段と増してくる可能性もある。

続きを読む: 日本経済新聞 電子版(日経電子版) »

セルティック、旗手怜央の加入後初ゴールなどで上位対決制す!リーグ戦3連勝に

【欧州・海外サッカー ニュース】ハーツとセルティックが対戦。 続きを読む >>

日本車4社、米販売23%減 半導体不足で供給制約日本車4社、米販売23%減 半導体不足で供給制約 11月の米新車販売台数は計29万2295台と、前年同月から23・2%減った。半導体不足による新車供給の制約が続き、4社全てが前年実績を割り込んだ。