フランスとイスラム原理主義の果てしない「戦争」の理由

  • 📰 Newsweek_JAPAN
  • ⏱ Reading Time:
  • 33 sec. here
  • 2 min. at publisher
  • 📊 Qulity Score:
  • News: 17%
  • Publisher: 51%

フランスとイスラム原理主義の果てしない「戦争」の理由 (山田文比古) ──ムハンマドの風刺画を見せながら「表現の自由」を説いていた中学教師が、イスラム原理主義過激派によって、首を切られ、殺された...... フランス 表現の自由 シャルリエブド テロ

日本 見出し ニュース

日本 最新ニュース, 日本 見出し

<フランスで、イスラム教の預言者ムハンマドの風刺画を見せながら「表現の自由」を説いていた中学教師が、イスラム原理主義過激派によって、首を切られ、殺された。フランスの理念とイスラム原理主義の「戦争」は、果てしなく続いている...... >フランスで、イスラム教の預言者ムハンマドの風刺画を見せながら「表現の自由」を説いていた中学教師が、イスラム原理主義過激派によって、首を切られ、殺された。現場を訪れたマクロン大統領は、この反文明的な蛮行を断罪し、イスラム原理主義を「分離主義」の元凶、共和国の敵として、徹底的に戦うことを宣明した。

テロとの戦いは、今に始まった話ではない。とりわけ、2015年のシャルリエブド紙襲撃テロ事件以降、フランスは「対テロ戦争」(当時のオランド大統領)に踏み切った。緊急事態宣言が発令され、警察と情報機関は、徹底的な捜査・摘発や要注意人物のリストアップと監視などを行ってきたが、モグラ叩きをしているようなもので、テロの撲滅や未然防止には至っていない。「戦争」は果てしなく続いている。 今回の事件もきっかけはまたムハンマドの風刺画と「表現の自由」であった。殺された中学教師が教室で生徒に見せた2枚のムハンマドの風刺画は、かつてシャルリエブド紙に掲載されたもので、この教師は、同紙編集部を襲ったテロ事件のことを念頭に、「表現の自由」の大切さを生徒たちに伝えようとしていたとされる。実は、人権の国、フランスでも、「表現の自由」は無制限に認められるものではない。1789年の人権宣言(現行憲法でも継承されている)では、第11条に次のように謳われている。、自由に、話し、書き、印刷することができる」(下線は筆者)

ここでいう「その自由の濫用について責任を負う」場合として、法律(出版の自由に関する1881年法)で定められ、禁止されているのは、侮辱、名誉棄損、犯罪教唆、テロ行為の扇動など、公共の秩序に反する一定の言論・表現である。この法律にはその後改正が加えられ、人種や宗教への帰属を理由として、特定の個人・集団に対して、差別的な言論・表現(ヘイトスピーチ)を行うことも禁止されるに至っている。

このニュースをすぐに読めるように要約しました。ニュースに興味がある場合は、ここで全文を読むことができます。 続きを読む:

 /  🏆 131. in JP
 

コメントありがとうございます。コメントは審査後に公開されます。

なぜか自由を盾に差別的な含意のある嫌味を好みますよね。中国には少し気を遣っているようですが。

ふーん

首を切っちゃうなんて論外だけど、イスラム教徒にとって、ムハンマドの顔を描かれることは、想像以上にかなり酷いことみたい。 表現の自由は大切。 でも、中学校の先生なら、人の心をむやみに傷つけないってことにも、同じくらい気を配るべきだったのではないか。

Similar News:他のニュース ソースから収集した、これに似たニュース記事を読むこともできます。