【キーウ=共同】ウクライナの首都キーウ(キエフ)近郊ホストメリで2日、正体不明の芸術家バンクシーの作品が描かれた建物の壁がはぎ取られた。地元メディアによると、27~60歳の男女8人がその場で地元警察に拘束された。「売却して利益をウクライナ軍に寄付したかった」などと話しているという。
はぎ取られたのは、ロシア軍の攻撃で破壊されたとみられる建物の黄色い壁の一部。壁にはバンクシーによって、ガウン姿でガスマスクを身につけ、消火器を手にする女性が描かれていた。キーウ州のクレバ知事によると、はぎ取られた作品に損傷はなく、既に回収されたという。 共同通信の取材に答えた近所に住むマザイさん(49)によると、8人に「何をしているんだ」と尋ねると、男が「建物が倒壊する前に切り取って保存する」と答えた。同じく現場に居合わせたアンナさん(52)には「この作品を売って、ウクライナ軍に寄付する」と説明。絵は袋に入れられ、きれいに保存されていた。この現場では過去にも壁画が盗まれそうになったことがあるという。
近所のアレクサンドラさん(70)は「今朝、なくなっているのを見てショックを受けた。必ず返してほしい」と話した。リュボフィさん(73)は「破壊された住宅しかない場所で、あの絵だけが住民の励みになっていた。盗んだのなら許せない」と語った。
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