トランプ米政権は8日、大統領弾劾調査の一環として予定されていたゴードン・ソンドランド欧州連合(EU)大使(写真)の下院委員会での証言を拒否した。ブリュッセルで6月撮影(2019年 ロイター/FRANCOIS LENOIR)
ソンドランド氏はこの日、トランプ大統領が来年の米大統領選で野党民主党の最有力候補と目されるジョー・バイデン副大統領と息子の調査をするようウクライナに圧力を掛けたとされる疑惑を巡り、下院の3委員会に対し非公開証言を行うことになっていた。トランプ大統領はツイッターへの投稿で「ソンドランド大使を証言に送りたいと願っているが、残念ながら共和党の権利が剥奪され、真実が公になることが許されない機能不全のつるし上げの場で証言をさせられることになる」と述べた。 下院委が先週公表した文書などによると、ソンドランド氏がウクライナに対しトランプ大統領が「デリバラブル(成果物)を望んでいる」と伝えるなど、大統領がウクライナに圧力を掛けたとされる疑惑に関与していたことが明らかになっている。ソンドランド氏は7月に現職に就任。就任前はホテル経営者で、過去にトランプ大統領に100万ドルの献金を行っている。グラム委員長は「上院がウクライナに絡む汚職や不正行為に関し調査を開始する時だ」と述べた。ジュリアーニ氏の証言日程など、詳細には踏み込まなかった。
また、関係筋によると、1人目の内部告発者が早ければ週内にも議会以外の場所で弾劾調査担当者と面会する方向で、内部告発者の弁護士と議会関係者の間で合意に近づいている。1人目の内部告発者の弁護士はこれまでに上下両院の情報委員会と連絡を取っているという。
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ソース: Sankei_news - 🏆 68. / 53 続きを読む »