パワートレインは、新型タンドラシリーズに標準設定の排気量3445ccのV型6気筒ガソリンツインターボエンジンではなく、ハイブリッドの「i-FORCE MAX」のみとなる。このパワートレインは、従来型タンドラの「iForce」の後継。従来型のiForceは、5.7リットルのV型8気筒ガソリン自然吸気エンジンで、最大出力は381hp、最大トルクは55.5kgmだった。
これに対して、新しいi-FORCE MAXは、ダウンサイズの排気量3445ccのV型6気筒ガソリンツインターボエンジンに、モーターを組み合わせる。モーターは、エンジンと10速オートマチックトランスミッションの間にレイアウトされた。モーターは、10速ATを介して、パワーを効率的に伝達する。エンジンの始動、EVモード走行、電気アシスト、エネルギー回生は、ハイブリッドコンポーネントを通じてのみ行われる。 新しいi-FORCE MAXパワートレインは、最大出力437hp/5200rpm、最大トルク80.6kgm/2400rpmを獲得する。従来型のiForceの5.7リットルから、エンジン排気量をおよそ2.2リットル縮小。それでいて、2個のターボとモーターにより、パワーは56hp、トルクは25.1kgm引き上げられた。
i-FORCE MAXパワートレインは、あらゆる状況で最大のパフォーマンスと最大の効率を提供するように設計されている。キャンピングカーなどの牽引時には、ハイブリッドシステムによって、パワーとトルクが追加される。市街地の低速走行では、EVモードが静粛性と燃費の向上を実現する。高速道路では、レスポンスの高いリニアなパワーデリバリーをもたらす。2400rpmという低回転域で得られる80.6kgmの最大トルクが、オフロード走行を支援する、としている。
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