自動車各社から電気自動車(EV)の発売が相次いでいる。航続距離などの性能と価格のバランスや売り方について、手探りの状況が続く。ただ、出足は必ずしも好調とは言えないようだ。
トヨタ自動車が国内で5月12日に発売した新型EV「bZ4X」。同社初の量販EVとあって受注状況に注目が集まっている。トヨタは年内の納車が可能な第1期分として法人向けと個人向け合わせて3000台を設定したうえで、秋口に第2期の申込みを受付け、初年度は5000台分の生産・販売を予定していた。トヨタレンタリース店を通じてリースで展開する法人向けは、トヨタ系販社社長によると、「当初の枠450台が受注開始1時間で埋まり、1000台に拡大した枠も数日で埋まった」という。KINTOの担当者は、「第1期分の3000台では法人向けと個人向けそれぞれの枠は設定していない」とする。 この販社社長は、「bZ4Xを社長車として注文するケースが多く、クラウンからの乗り換えも少なくない」とし、「レンタリース店はバンなど商用車の取り扱いが多く、買いたい人に売る体制にはなっていない」と指摘する。
一方、個人向けはサブスクリプション(定額課金)サービス「KINTO(キント)」に絞った形で展開しているが、「個人向けの受注台数は法人向けの7割ぐらいでは」(別の販社社長)。伸び悩んでいるのはなぜか。「月額利用料金や申込金(77万円)が高い」という費用面、そして「自己所有をしたいのにできない」という制度面が大きな理由だ。車両本体価格600万円のタイプでは、月額利用料は当初4年間固定で8万8220円(国の補助金適用後)。5年目以降は毎年下がっていく。国の補助金の適用を受け、専用プランの最長期間である10年間サブスクを利用した場合は月額利用料の合計は約870万円だ。
三菱自は30年ほど前から軽電気自動車を販売してましたが、ようやく実って来ましたか。 嬉しいですね。 今のうちに株買わないと。
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