そう話すのは、アメリカの行動科学者で、『How Not To Die Alone(孤独死しないために)』の著者、そしてデートアプリ「Hinge」のリレーションシップ・サイエンス・ディレクターを務めるローガン・ウリだ。彼女は、現代の「デートに行くと決めた瞬間から、もうデートは始まっているのです。相手と実際に会う前に、デートがうまくいくかどうか不安に駆られることもあると思いますが、大切なのはポジティブマインドを持つこと。そのための最初のステップとして、自分が自信を持てる服を選ぶことです」
着心地の悪い服をあえて着る人は少ないだろうが、デートのような大事な場面では、服のことを考えすぎてしまう恐れがある。TPOから自分のパーソナルスタイルの表現の仕方、あるいは文化的な背景など、あらゆるポイントを考慮しすぎた結果、あなたが心から「着たい」と思う服と、あなたが「着るべき」と感じる服との衝突が起こる。たとえデートに「ふさわしい」とされる服でも、それが自分自身を肯定するようなスタイルでなければ、マインドセットに大きく影響してしまうのだ。「あと〇〇キロ痩せたら」「次の仕事が決まれば」「自宅を掃除したら」云々、あれこれ理由をつけてデートを避けてしまう人たちのことを、ローガンは「Hesitator(ヘジテーター、躊躇する人)」と呼ぶ。たとえ自信がなくても、ローガンは好きな服を着れば自然と自信も湧いてくるものだと話す。
「どんなシチュエーションに対しても、100%の完璧な準備などありません。それはデートにも言えることで、結果は誰も予想できないのです。だから、自分に似合う服や着心地の良い服を持っていなければ、デートに行くべきではない、と考える必要はないのです」「自分に自信を与えてくれるコーディネートを3〜4つ、前もって組むことが大切です。そうすれば最高の自分を演出することができます。その魅力的なマインドが、デート時のムードにも現れるのです」「ストラップが落ちてきてしまうようなブラではなく、ちゃんとサポートしてくれる下着を選びましょう。また、タイトすぎるシルエットよりも、リラックスできる余裕のある服を選ぶと、自然と心に余裕が生まれます。自分自身がベストだと感じる服を着ることが、最高の必勝法なのです」いざ相手と会い、実際のデートが始まると、「スパーク(相手にビビッとする瞬間)」を必死に探してしまっていないだろうか?...
「デートコーチとして多くの恋愛話を聞きますが、多くの人にとって、現代のデートがうまくいったかどうかの判断基準は『スパーク』の有無になってしまっています。『彼はとても素晴らしくて、デートも楽しかったけどスパークがなかった。だから、もう彼と会うことはないでしょう』、こんな話を日常的に聞きます。しかし、初対面の相手にそれを求めることこそ、現代のデート文化の問題です。昔のルームメイトや親友などとパートナーになる人も多いと考えると、スパークとは、時間をかけてお互いを知る過程でも生まれ得るのです」
日本 最新ニュース, 日本 見出し
Similar News:他のニュース ソースから収集した、これに似たニュース記事を読むこともできます。