スポーツドリンクに含まれる「電解質」には意味がないという研究結果

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血中の電解質は細胞の浸透圧を調節したり、筋肉細胞や神経細胞の働きに影響を与えたりする重要な役割を持っています。しかし、スポーツドリンクなどに含まれる電解質については、スタンフォード大学医学部などのアメリカの複数の医学研究機関による合同研究チームが「ほとんど意味はない」という研究結果を発表しました。

リップマン博士が指摘する電解質サプリメントの問題とは、電解質サプリメントに含まれている電解質の濃度は、血液に含まれている電解質の濃度よりも低いということ。つまり、電解質サプリメントを摂取し続けると、血中の電解質濃度は低下してしまいます。そのため、「電解質が含まれているから、たくさん摂取しないと」と思ってスポーツドリンクをガブガブ飲むというのは結果的に逆効果になる可能性があります。リップマン博士は、「吐き気やめまい、疲労感があるのに喉が渇いていないという場合は、ナトリウム濃度が低すぎる可能性があります」とコメントしました。

さらに、普通レベルのジョギングやサイクリングでは過度に電解質について心配する必要はないとのこと。水分補給の専門家であるアリゾナ州立大学保健学部のスタブラス・カヴォラス教授は、高強度で運動したり、暑い中で長時間働いたりする場合だけ電解質について心配する必要があると説明し、スポーツドリンクなどで電解質を摂取する必要はなく、通常通りの食事で十分な量の電解質を補給できると述べました。 また、リップマン博士もスタヴロス教授も、アスリートのレベルでは、水分の過剰摂取はむしろパフォーマンスの低下を引き起こすという見解を示しました。そのためスタヴロス教授は「どれだけ水分を摂る必要があるかは自分自身で学ばないといけません」とコメントしています。

なお、今回の実験で、血中のナトリウムレベルに大きな影響を与えたのは「気温」だと考えられています。ナトリウムバランスを崩した被験者の88%は、「暑いレース」に参加していたことがわかっています。そのため、研究チームはナトリウムバランスが崩れるかを予測する最大の因子は気温だと述べています。

 

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_φ(・_・なんだと…?電を解してるんですよわざわざ?

「電解質サプリメント(スポーツドリンク)に含まれている電解質の濃度は、血液に含まれている電解質の濃度よりも低いとい。つまり、電解質サプリメントを摂取し続けると、血中の電解質濃度は低下してしまう。」だって。たしかに経口補水液は塩っぱいけど、スポーツドリンクは塩気感じないもんね。

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