「15~20年先の未来の姿を描き、“やってみなはれ”に挑戦しよう」酒類メーカー大手のサントリーHDが今、大きな転換点を迎えている。要となるのが、柱である酒類事業の再編だ。これまで持ち株会社「サントリーBWS」の下、ビール、ワイン、営業それぞれの会社に分かれていた事業と、「ビームサントリー」下にあったスピリッツの事業を、新たに立ち上げた「サントリー株式会社」に集約する。
再編を主導したのは、サントリー創業者・鳥井信治郎のひ孫に当たり、サントリーBWSで社長を務めた鳥井信宏氏だ。社内外では「プリンス」とも呼ばれ、HDの次期社長候補として一目置かれる。7月1日付で、新会社であるサントリー株式会社の社長に就任した。
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