コロンビアの食文化は地域によって所々異なりますが、例えば首都のボゴタの朝食といえば、パンとホットチョコレートとチーズ。チーズをホットチョコレートに溶かして食べたりなんかします。私の住むアンティオキア県ではホットチョコレートとアレパ(トウモロコシ粉でできた薄焼きパン)、豆の煮込みと卵と田舎チーズというボリュームたっぷりの朝食が伝統的。近年では欧米化してきたのかトーストとコーヒーという朝食も珍しくはないようですが、どちらかというとホットチョコレートかアグアパネラ(お湯に黒糖を溶かしたもの)の方が飲まれているように感じます。こちらに住むようになってから日本では当たり前だった「朝にコーヒーを飲んでシャキッと!」という感覚は全くなくなりました。私の周りでは来客などで人が集まった時や、一息つきたい時なんかによくコーヒーを飲んでいます。コーヒーを片手に友人や家族とおしゃべりするのが、コロンビアでのコーヒーの楽しみ方なのではないかと思っています。飲み方としては、ブラックで飲むよりも砂糖をいれて飲む人の割合が多いのですが、それにはある理由があります。コロンビアでは至る所でコーヒーを売っています。公園やバ
世界中にコーヒーを輸出しているコロンビア。質のいいコーヒーはもちろん輸出用にまわされます。国内でこのように消費されているコーヒーは、虫食いや未熟などの輸出できない欠陥豆を、近隣のペルーやエクアドールから輸入した豆と混ぜているものなのです。コロンビアで一番飲まれている粉コーヒーのメーカーであるSello Rojoもこういったコーヒーを使って製造されています。 ではコロンビアでは美味しいコーヒーが飲めないのでしょうか?いいえ、コロンビアには新鮮で日本で飲んだことないような美味しいコーヒーを提供してくれるカフェがたくさんあります。そういったカフェは観光客が多いエリアに集中しており、値段も1杯100円ほど。日本人の感覚からするととても安く感じますが、20円のコーヒーに慣れているコロンビア人からすると高く感じるのか、なかなか現地の人には浸透していかないのが現状の様です。
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