コインベースがナスダック上場、時価総額は1000億ドル(11兆円)?

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<仮想通貨への成長期待を追い風に今日、ナスダック上場を果たすコインベースの株価か...

アメリカ最大の暗号資産(仮想通貨)取引所であるコインベース・グローバルは4月14日、ナスダックに上場する。これを材料に、ビットコイン価格は過去最高に近いレベルにまで上昇しているほか、コインベース自体の企業価値も、大手金融機関を大きく上回った。

未公開株取引市場での株価を基にした上場前日のコインベースの株式評価額は1000億ドルに達し、予想される収益や株式時価総額でもシティグループやモルガン・スタンレー、ブラックロックといった大手金融機関をはるかに上回った。 2012年創業のコインベースは、同取引所を用いた全売買から、0.57%の取引手数料を徴収してきた。市場調査会社マーケット・ウォッチによると、同社の2020年の売上高は11億ドル(売買総額は1930億ドル)で、その86%を取引手数料が占める。2021年第1四半期は売上高も18億ドルに急伸、取引手数料は15億ドルに達した計算だ。 マネー&マーケッツによると、コインベースが公開する1億1500万株については、2日前に200ドルという参考価格が付いていた。だが、同社の株式評価額が上場直前に850億ドルから1000億ドルへと急騰したことで、参考価格も上昇している。「株式評価額1000億ドルというのは相当な規模だ。コインベースは口座数こそ4300万件だが、1顧客あたりの運用資産は2000ドル程度。それに対して資産運用大手のチャールズ・シュワブは、3150万件の口座で9兆ドルの運用資産を持つ。1顧客あたりではコインベースの3倍以上だ。創業から間もない企業に対するこれほどの期待は、非常に大きな賭けと言える」

マーケット・ウォッチのアナリストも、上場時の時価総額が1000億ドルに達することはなく、実施は189億ドル前後に留まると見る。暗号資産はいまだ主流からはほど遠い存在で、今後市場が成熟すれば利益率が最大98%減となる可能性もあると、マーケット・ウォッチは指摘する。(翻訳:ガリレオ)

 

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