俳優らを動画投稿サイトでの暴露投稿で脅迫したなどとして、暴力行為法違反(常習的脅迫)などの罪に問われた元参院議員ガーシー(本名・東谷義和)被告(52)の公判が30日、東京地裁で開かれ、被告の母親と元ジャニーズJr.のカウアン・オカモトさんが弁護側の情状証人として出廷した。
母親は、被告が配信していた動画について「烈火のごとく怒っていて怖かった。普段の息子でないと思った」などと振り返った。9月の保釈後は被告と同居しているといい「反省してほしい」「今後は息子の行動を見て、注意したい」「二度とこういう犯罪は犯さないと信じています」などと監督していくことも約束した。 被告は今年3月に兵庫県伊丹市の実家が家宅捜索された際には、母親について「ホンマに、オカンだけは勘弁してください。これ以上オカンを苦しめたくないんです。何も知らないんです」などと涙ながらに懇願する動画を配信。初公判でも「母を裏切り悲しませるようなことは、今後絶対にしない」との趣旨の発言をしていた。 オカモトさんは、昨年11月に被告の動画で旧ジャニーズ事務所のジャニー喜多川元社長の性加害を告発したとして「真実を伝えてくれた。恩義がある」「性加害について言う勇気がなかったが、ガーシーさんが『全部守るから話して』と言ってくれた。救われた」などと述べた。一方で「脅迫は許されない。影響力やカリスマ性を違う形で生かし、エンターテインメントを届けていくのが良いと思う」とも話していた。
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