[ウィーン 18日 ロイター] - オーストリアのクルツ首相は18日、自身が率いる中道右派の国民党が極右の自由党との連立を解消したと明らかにした上で、できるだけ早く国民議会(下院)の総選挙を実施する方針を表明した。
自由党党首のシュトラッヘ副首相が2017年の選挙直前に、ロシアの新興財閥関係者と名乗る女性と接触して、政治的もしくは金銭的支援の見返りに政府契約の便宜を図ると申し出た疑いが浮上し、党首と副首相を辞任したことを受け、連立解消に至った。1年半前に自由党と連立を組んだクルツ氏は、これまでも同党が起こしたさまざまな問題に耐えてきたが、今回の件で我慢の限度を超えたもよう。「正直なところ、動画公開の後ではもうたくさんだと言わざるを得ない」と語った。自由党の新党首にはホーファー運輸相が就任する。ホーファー氏は16年の大統領選に僅差で敗北した人物で、シュトラッヘ氏よりも人気がある。ただ欧州議会選に向けて欧州連合(EU)各国の極右勢力が結成した新会派の有力メンバーとなっている同党にとっては、今回の不祥事は打撃となりそうだ。
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