ただウクライナでは、すでに8年近くも戦争状態が続いている。2014年、ロシアがクリミア半島を併合し、同国の後ろ盾を受けた分離派がウクライナ東部の都市ドネツクとルガンスクを支配下に置いた。紛争は現在も続いており、国連の19年の推計によるとこれまで1万3000人余りの命が失われている。我々が現在直面しているのはすでに熱湯がぐらぐらと煮立った状態に他ならず、ここからすぐにも吹きこぼれて全土を巻き込む戦争へと発展しかねないことは、今やすべてのウクライナ人が理解するところだ。
この軍備増強は数カ月前なら単なる雑談のネタに過ぎなかったが、それ以降は大音量の警報ベルとなってウクライナの社会全体に鳴り響いている。皮肉にも、警鐘を鳴らしたのは外国の外交官や政治家、メディアであって、ウクライナの政治エリートたちはなかなか脅威に気づかなかった。筆者の周辺にいるジャーナリスト、市民活動家、学者のほか、何人かの野党政治家らは、次の極めて重大な問いに対する答えを必死になって求めていた。ロシアが攻めてきた場合、我々は民間人としてどうすればよいのか?今月19日、元俳優のゼレンスキー大統領が動画の中で演説を行い、ウクライナ国民に対しパニックに陥らないよう求めた。政界入りする前にテレビ番組で大統領の役を演じたこともある同氏は、22年の今後の見通しを詳細に語った。4月にはイースター(復活祭)を祝い、メーデーにバーベキューを焼き、バカンスの計画を立てよう、などといった内容だ。ところがその数日後、米紙ワシントン・ポストとのインタビューではバーベキューの願望など完全に消し飛んでしまったようだ。その中でゼレンスキー氏は、ロシア軍がウクライナ東部の都市ハルキウを占領する可能性があることを認めた。
地方自治体は緊急事態における自分たちの能力を検証中で、警告システムのテストを行っている。先月、キエフ市と国家緊急対策当局は市内にある防空施設の状況を確認。市の公式サイトにあるこれらの施設のマップを更新した。
逃げる
ロシアとNATOでお手玉されるしかないでしょ。だって中東で団結しないんだもん。 ぶっちゃけ、今の状態だと誰も救わないイスラム教()だからな。
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