インド総選挙が開票、与党が単独過半数の勢い

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今年4月11日から約6週間かけて地域ごとに計7回実施されたインドの下院総選挙は23日、全国で一斉に開票作業が始まり、初期段階の集計ではモディ首相率いる与党・インド人民党(BJP)が単独過半数を獲得する勢いを見せている。

14年の前回総選挙で経済改革などを主に訴えたBJPは計282議席を確保。1党による過半数の獲得議席数としては30年間で最多だった。今回は初期段階の開票結果の趨勢(すうせい)が続いた場合、282議席を超える可能性も出ている。モディ首相続投の流れが強まってきた。

獲得議席数は公式にはまだ発表されていない。ただ、BJPは300選挙区で優勢な戦いを展開。最大野党の国民会議派は50選挙区で他政党の候補を引き離している。首都ニューデリーの7選挙区ではBJPが全て優位に立っている。スリランカのウィクラマシンハ首相は早々と、「素晴らしい勝利」を収めたとの祝意をモディ氏に伝えた。「一緒に密接に働けることが楽しみ」ともたたえた。世界最大の民主主義国とも評されるインドの総選挙は、広大な国土を考慮した地域別の投票方法、有権者や投票所の多さ、実施期間の長さなどで知られる。前回の総選挙当時の有権者数は8億3000万人以上で、一票を投じたのは5億5000万人以上。

 

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