ですから、これはまずい事態。藻類に覆われる雪が増えれば、濃い色の藻類は白一色の雪よりも太陽光を吸収するためアルプスに残っている氷河と雪渓はさらに弱体化してしまいます。既にかなりの融解に直面している地域にとってさらなる温暖化を意味する可能性もあります。
この新しい研究は、具体的にどんな環境的な条件が藻類の大量発生を引き起こすのか、そして気候と雪解け水における変化がそのライフサイクルにどう作用して、こういった異常発生が残存する氷にどう影響を及ぼしているのかといった点の解明を目指すAlpAlgaチームの試みの始まりにすぎません。科学者たちは今月のアルプス遠征でも研究を続けるつもりで、異なる季節間における異常発生の変化を調べます。この研究によって、地球の温暖化が続くなかで藻類とアルプス全体がどう変化する可能性があるか理解を深めたいと望んでいます。
赤い色を生み出す藻類は高度2000メートル以上。 特殊な環境だからこと生きれるんですね(*‘∀‘)
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