(FG)は26日、相次いだシステム障害の責任をとって坂井辰史社長とみずほ銀行の藤原弘治頭取が2022年4月1日付けで辞任すると発表した。障害の頻発を招いた企業風土やシステムの安定稼働に必要な資源配分ができなかったことを重くみた。坂井社長らは同日午後9時に記者会見を開き、経営責任の明確化や再発防止について説明する。
みずほ銀では2021年に入り8度のシステム障害が起きた。ATMに通帳やキャッシュカードが取り込まれるトラブルや、送金の遅れなどで顧客への影響が広がった。金融庁は同日、業務改善命令を出しシステム部門を軽視する経営陣の姿勢を厳しく追及した。財務省も外為法違反でみずほ銀に是正措置を命じた。 石井哲最高情報責任者(CIO)と、外為法違反を防げなかったコンプライアンス担当役員の辞任も発表した。佐藤康博FG会長も来春に会長を退き、経営陣がいっせいに交代する事態となった。頭取の後任には加藤勝彦副頭取が昇格し、会長と社長の後任人事は今後指名委員会で議論する。 みずほは2~3月のシステム障害を受けて6月にも再発防止策と社内処分を公表済み。6月時点では坂井社長が6カ月間、藤原頭取が4カ月間50%の減給などとしていた。今回発表した追加の処分では8月以降にもシステム障害を繰り返したことを重くみて追加の処分を出した。
都市銀行トップという地位が成りたくないものになってしまった。 経営者として力不足だろうが、専門ではないシステム。 真剣に取り組んでも解決できなかったでしょう。 今までの路線での解決は難しそう。
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