『give』から始める事業の力強さを感じたのは「阿部梨園のオンライン知恵袋を作りたい」と立ち上げたクラウドファンディングです。3年にわたる阿部梨園の経営改善のノウハウを無料公開するプロジェクトなのですが、中身を伏せたまま支援を募る設計だったので、理解を得られずに目標金額を達成できないかもしれない、と不安がありました。
はじめてみると、農家さんばかりではなく、農政に関わる公務員さんや消費者の方など非農家の方含め、たくさんの共感と資金が集まりました。giveの想いが伝わって、「日本の農と食を応援したい」という大きな気持ちをこのプロジェクトに託してもらえたんです。今では『農家の右腕』として、全国の生産者のみなさんと課題解決を進めていますが、スタートした頃は、自分がこの道でビジネスをしていけるとは思えませんでした。まずは、目の前の農家さんが喜んでくれることや、少しでも状況がよくなるような小さい課題を見つけ、一緒に現場で取り組んでいきました。その結果「阿部梨園での経験を別の農家にも還元して欲しい」と農家関係の知り合いから仕事として依頼をいただくように。●必要としてくれる人のところに行こう
物を作って売る、情報発信をするなど、ビジネスにまつわる行為は、それを通じて幸せになる人がいるはずです。なので、相手がどう喜んでくれるかをイメージしながら取り組むことは、仕事を始める上で大事なことだと思います。 好きなジャンルの中で課題や問題を見つけ、自分ならどう解決するかと考えたり、同時に社会の中に足りないこと、誰かが不幸になっていることに目を向けていくと、必要とされるキャリアになりやすいです。僕の場合は農家の現場に行くことで、そうしたものをたまたま見つけることができました。人との出会いや縁をきっかけに思い切って動いてみることで、テンプレには乗らない自分の人生が作れる可能性もあります。この連載では、ビジネスにおける色々な考え方や習慣改善をご紹介してきましたが、小さな積み重ねは人を変える力があると思っています。梨園のスタッフにも日々してもらっていたのは「仮説を立てて検証する」ということです。適度に苦労やチャレンジすることは大切で、自分にとって適切な背伸びをすることで達成できるような目標を設定すると良いと思います。
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