タイ戦では、勝利すれば2023年W杯出場権獲得が決まる。27日の1次リーグ・韓国戦では終盤に追いつかれてドロー。一発勝負の対決へ「決勝トーナメントだと延長やPKもあるので、しっかり勝ちきることが大事」と90分間の戦いを見据え、表情を引き締めた。「私たちの目標はこの大会で優勝することと、W杯出場権の獲得。一つの目標としてすごく重要な位置づけの試合」と語った。
タイ代表を率いるのは、昨年1月に就任した岡本三代監督。猶本も13年に出場したU―19アジア選手権でコーチとして指導を受けたことがある。「すごく選手に寄り添ってくれた思い出がある」と当時を回顧。「日本人らしいチームでいうか、戦術的にみんなが動いてやってくる。それに加えてサイドに速い選手がいるのでそこは注意しないといけない」とタイの印象を口にし、「パスコースを切ったり、センターバックと挟みにいったり、センターバックのヘディングをセカンド拾ったりすることが中盤の仕事。対戦する相手の攻撃を読んで、先にポジションを取ることが大事」とポイントを挙げた。 準々決勝は1次リーグから会場を移し、選手も「湿度が上がった」など環境の変化もあるという。日本代表を熟知する日本人監督率いるタイ代表との戦いでもあるが、9大会連続のW杯出場へ、池田太監督も「我々のチームは、23年W杯でも上位に食い込むべく準備をしているので、しっかり明日の試合で出場権を獲得したい。ゲームをコントロールしながら勝ちにつなげていく」と必勝を誓った。
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