【ワシントン=黒瀬悦成】米下院本会議は22日、首都ワシントン(コロンビア特別区)を51番目の州に昇格させる法案を賛成216、反対208で可決した。同様の法案は昨年6月に初めて下院を通過したが、共和党が多数を占める上院で採決にかけられることなく廃案となった。今回も共和党は上院で法案の採決を断固阻止する構えで、州昇格が実現するかは予断を許さない情勢だ。採決では全ての民主党議員(投票しなかった2人を除く)が賛成し、共和党議員は全員(同4人を除く)が反対した。ワシントンは民主党支持者が圧倒的に多く、州昇格は選挙で民主党に有利となるためだ。ワシントンは1961年の合衆国憲法23条に基づき3人の大統領選挙人を割り当てられて以降、64~2020年に実施された全ての大統領選で民主党候補が勝利してきた全米有数の「民主党王国」だ。上院(定数100)の現有勢力は民主50、共和50。法案の採決で賛否同数となった場合は、上院議長を務める民主党のハリス副大統領が1票を投じることができるため、採決まで行き着けば民主党が有利だ。議事妨害を阻止して採決に持ち込むには、60人以上の賛成で「議事終結(クローチャー)決議」を
このため民主党は、今回の法案に加え、銃規制や投票制度改革など、バイデン政権の懸案である各種の法案を通過しやすくするために議事妨害の制度を実質的に撤廃する方向に動いており、今後、議会での与野党の攻防が激化していくのは確実とみられている。
60賛成に引き上げるフィリバスター宣言を、民主党は過去四年に何百回もやったそうです。自分たちが51の多数を取ったら、手のひらを返してフィリバスターを廃止しようとする。そこに一貫性は何も無い。
州名は是非「ワシントン州」で
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