あなたは自分で考えているよりも貧乏である

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あなたは自分で考えているよりも貧乏である(2018)

Cardaci氏は「人は『自分がどれくらい裕福なのか』という点の認識が間違っているために、自分が使うべき範囲よりも多くのお金を消費している」という仮説を立て、行動経済学と社会的認知心理学の観点から、実験経済学のテクニックを使ってこの仮説を検証しています。の価値に左右されるということ。レバレッジは投資などにおいて他人資本を使って利益率を高めることを言い、Cardaci氏によると、たとえ純資産が増えていなくても使えるお金が増えると人は「お金持ちになった」感じ、さらに消費を行うようになったり、借り入れを行うようになったりするとのことです。Cardaci氏らはこれを「レバレッジ・バイアス仮説」と呼んでいます。Cardaci氏がレバレッジ・バイアスについてのテストを行ったところ、被験者の78%が自分の所有する財産の量について誤った認識を持っていたことが示されたといいます。そして、この認識の変化は、財産の構成に基づいており、仮説のとおり純資産が変化していなくても認識が変化するとのこと。

標準的な経済学に基づけば、個人の消費と借り入れの決定において、純資産が増加していないにも関わらず行動が変化することは合理的とは言えません。今回の研究は、この合理的でない行動が「財産についての誤認識」で説明可能であることを示しています。 2007年に世界金融危機が起こる以前、アメリカの家庭の負債レベルはGDPの100%を超える勢いで増加していました。当時のアメリカ社会は容易に負債を負わされる環境にあったのです。社会に蓄積されている個人債務のほとんどが前述のレバレッジ・バイアスによりもたらされたとは言えませんが、財産に対する認識が個人レベルだけでなくマクロ経済学のレベルで影響するという可能性は、調査に値するとCardaci氏は述べています。。なお、Cardaci氏のプロジェクトは、研究結果の第1弾が近いうちに発表される予定となっています。

 

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「人は実際よりも自分のことを裕福だと考える」ようにするために色々な心理操作を行っているのが今の商業主義なので全く自然なことでしょう。 ただ家計を企業と同じバランスシートで見るのはちょっとナンセンスかもしれない。

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