共産 志位委員長 補償なき緊急事態宣言を批判

共産 志位委員長 補償なき緊急事態宣言を批判
新型コロナウイルス対策の特別措置法に基づく「緊急事態宣言」をめぐり、共産党の志位委員長は政府が自粛を求める一方で補償を行わないことに批判が高まっているとして、休業などに伴う経済的な損失への補償を引き続き求めていく考えを強調しました。
共産党の志位委員長は記者会見で「緊急事態宣言」が出されたことについて「補償なき宣言がさまざまな矛盾を引き起こし、批判とえんさの声が渦巻いている」と述べました。

そのうえで「さまざまな自粛要請に伴う損失に対して、生活と営業が持ちこたえられるよう、十分な補償を行うことを強く求めたい」と述べ、休業などに伴う経済的な損失を補償するよう引き続き政府に求めていく考えを強調しました。

また志位氏は政府が人との接触を7割から8割程度減らすよう求める中、自民党の二階幹事長が「できるわけがないのではないか」と述べたことについて、「厳に慎むべきだ。『政府が諦めてしまった』というメッセージが伝われば、国民の不安は募る一方だ」と批判しました。