「今まであまり実感がなかったけど、ちょっと実感がわいてきた感じです。足と肩には自信があるので、そこをアピールして1軍に呼ばれるようにやっていきたいです」とホッとしたような表情を見せた石上。八馬アマスカウトグループリーダーは「走力と肩の強さはプロでも高いレベルにあると思う。プロでもまだ成長の出来るポテンシャルの高さを持っている。走攻守3拍子そろった選手だと期待しております」と魅力を語った。
日本ハムから1位指名を受けた最速158キロ左腕・細野晴希投手(21)は、東洋大で同学年。3学年上には阪神・村上頌樹投手(25)も在籍し、好投手を間近で見てきた。プロで対戦したいという村上については「テレビで村上先輩のピッチングを見ているけどコントロールがいいので積極的に振っていけたらなと思います」と心待ちにした。 遠投120メートルの強肩と、50メートル5秒9の俊足を武器にした打撃と守備が持ち味の左打ちの遊撃手。身長172センチと小柄ながら、体重は85キロとがっちりした体格で、昨年6月には中大で巨人・ドラフト1位の西舘勇陽投手(21)から満塁本塁打を放ったパンチ力も兼ね備えている。プロでも西舘との再戦を熱望し「苦手なアレはないので、プロの舞台でもやったら打ちたいなと思います」と意気込んでいた。
◆石上 泰輝(いしかみ・たいき)2001年5月18日、徳島県生まれ。22歳。徳島商から東洋大に進み、1年秋からベンチ入りをつかむ。3年春には東都2部ながら打率3割6分1厘をマーク。身長172センチ、体重85キロ。右投左打。
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