阪神の藤川球児ＳＡ（４１）が２７日、西宮市内の虎風荘で阪神の新人選手に向けて特別講義を開催した。約１時間半に及んだ“火の玉トーク”。参加したドラフト１位・森木大智投手（１８）＝高知＝は「すごく熱い話をしてくれた。熱い部屋でした」と熱を帯びた講義であったことを明かした。「阪神というのはすごく伝統のある大切な文化だから、それを守るためにはそういうところでしっかりした形をとるのが、今求められている。球団によってカラーがある」質問コーナーの際には、新人選手から「ロレックスの時計を買った（藤川氏の）ＹｏｕＴｕｂｅを見ました。あの時計を今日されていないのはなぜですか？」と質問が飛んだ。藤川ＳＡは「テレビだったらするかもしれないけれど、ああいうのはやっぱりエンタメの一つだから」と回答。ユニホーム姿と普段との“ギャップ”が大切であると説いた。
さらに藤川ＳＡは「プロ野球選手というのはグラウンド上で人から測られないようなプレーをする必要がある。それがファンの人たちにギャップを、普段と現実の違う世界を見せてあげることができる。（自分が）新人とかみんなに話をするときに、自分がそういうギラギラした時計を付けたりするのは、これは社会人として正解なのかと考えたら、自分はそうは思わない」 阪神を「なかなか特殊な球団であるという風に捉えられる」と話した藤川ＳＡ。昨年１２月に創立８６年を迎えた伝統ある球団の選手であることの特別さを伝え、新人選手たちにエールを送った。（デイリースポーツ・北村孝紀）
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