【通崎好みつれづれ】「キンカラカワシ」の再発見

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【通崎好みつれづれ】「キンカラカワシ」の再発見 大正から昭和初期の着物と帯を約600点コレクションしている。自分で着るために集めたので、おのずと半襟や帯締めなど小物類も蒐集(しゅうしゅう)することになる

大正から昭和初期の着物と帯を約600点コレクションしている。自分で着るために集めたので、おのずと半襟や帯締めなど小物類も蒐集(しゅうしゅう)することになる。ある時、履物類を数えてみると100足近くあり、さすがにびっくりした。

その多くは、骨董市で買い求めたもの。市では、通ううちに顔なじみができ「なんかええもん、ありましたか」があいさつ代わりとなる。20年近く前のこと。私が骨董の先輩に、入手したての爪掛(つまがけ)付き塗りの下駄を見せると「キンカラカワシのツマガケ付きか、珍しいなぁ」と言われた。 爪皮(つまかわ)、向掛けともいう爪掛は、雨水や泥はねを防ぐため、あるいは防寒用に下駄の爪先に取り付ける覆い。珍しくてきれいなものだな、と思って入手したのだが、「キンカラカワシ」については知識がなかった。金唐革とは、主にヨーロッパで王侯貴族の城館や邸宅の壁、天井に用いられていた模様が押された皮。江戸時代初期、オランダの交易船で日本にもたらされると、舶来の珍品として、小さく裁断され袋物や刀の鞘などに用いられる。

 

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爪皮といえば伊丹十三のエッセイに奥様と一緒にルイヴィトンの鞄を切ってモノグラムの爪皮を作ったエピソードがあったのを思い出した。 おしゃれってものの概念の片鱗に触った気がして好きだったエピソード。

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