総務省「社会生活基本調査」(平成23年・28年)によれば、6歳未満の子がいる共働き夫婦の1日の育児時間は、2011年で夫が39分、妻が3時間22分。2016年で夫が49分、妻が3時間45分。5年間で夫の育児時間はわずか10分しか増えておらず、妻はそれ以上に増えている。
「企業の産休・育休制度が充実し、妻が育児と仕事を両立しやすくなったこと。また未就学児からの早期教育熱が高まり、働きながらも妻はそれまで以上に子どもにかかわろうとしていることから、育児時間は増加傾向にあります。一方、夫は労働時間が減っても、育児時間は増えていない。年々、改善されつつありますが、いまだ育児の主体は妻です」はじめは妻の育児負担が8:2で大きかったが、話し合いを経て5:5にたどり着いた夫婦がいる。鈴木奈津美さん(39)は、新卒で入った外資系IT企業に勤めて17年。夫(42)は生命保険会社に勤める会社員。5歳の息子は保育園に通っている。だから、出産後の“保活”は頑張った。妊娠中から二十数件も見学に行き、生後8カ月で無事、入園。育休中は基本的に、奈津美さんがすべての家事・育児をしていたが、復帰後は夫が朝、保育園に子どもを送るようになった。しかし奈津美さんが夕方、子どもを迎えに行った後の夕食、風呂、寝かしつけは基本的に奈津美さんがやるので、負担は大きい。夫に不満はぶつけず、無我夢中で育児と仕事を両立させた。そうして4年が過ぎた。育児がひと段落したことで余裕が生まれ、奈津美さんのなかに
「夫と交渉するにあたり、『家計負担も半々にするから』と提案しました。それまで家庭に入れる金額は夫6、妻4ぐらいでした。『収入で権利を得るのは違う』という意見もありますが、私の場合は家計負担を5:5にすることで、負い目なく家事育児の分担も5:5で考えられると思ったのです」「今は週に2日ほど、夜、講演会やイベントなどに参加しています。会社で残業をすることもあります。夫はその日は仕事を早く切り上げて、息子と2人の時間を楽しんでいるようです。風呂や寝かしつけまで済ませておいてくれるから助かります」
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