花外楼は商都・大阪で社交場として、時に政治経済の会議の場として重要な役割を果たし、明治から現代にかけて名だたる政財界の面々が足を運んできた。阪急東宝グループ（現・阪急阪神東宝グループ）を率いた実業家、小林一三もその一人。小林はその手記に、自身が開発を手がけた宝塚新温泉（兵庫県宝塚市）の一角に花外楼が存在したと書き残している。現代にあまり知られていない宝塚の花外楼を探して、小林と花外楼の浅からぬ因縁をたどる。特集・連載：.
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