【経済インサイド】先進各国、進む量的緩和縮小 日銀も水面下で開始か

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先進各国、進む量的緩和縮小 日銀も水面下で開始か そんな手足を縛られた日銀がひそかに開始したとみられるのが、「ステルス・テーパリング(隠れた緩和縮小)」だ

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新型コロナウイルスのワクチン接種により景気が急回復した先進各国で、市場に大量のマネーを供給してきた量的金融緩和策を縮小する動きが相次ぐ。〝異次元緩和〟の出口が遠く周回遅れと揶揄(やゆ)されてきた日本銀行も、実は米欧に先立ち「ステルス・テーパリング(隠れた緩和縮小)」を始めたとの指摘がある。年間数兆円規模で続けてきた上場投資信託(ETF)の購入はほぼストップしており、株価が足下の〝自民党総裁選ラリー〟で反転するまで米国などに比べ伸び悩んだ一因ともいわれる。欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁は9月9日、コロナ対策で実施してきた債券購入のペースを減速する方針を決めた理事会の後、記者会見で欧州経済の回復に強い自信をみせた。ユーロ圏の今年の成長率は5%に上振れすると予想しており、コロナ禍からの「V字回復」を見込む。

新型コロナウイルスのワクチン接種により景気が急回復した先進各国で、市場に大量のマネーを供給してきた量的金融緩和策を縮小する動きが相次ぐ。〝異次元緩和〟の出口が遠く周回遅れと揶揄(やゆ)されてきた日本銀行も、実は米欧に先立ち「ステルス・テーパリング(隠れた緩和縮小)」を始めたとの指摘がある。年間数兆円規模で続けてきた上場投資信託(ETF)の購入はほぼストップしており、株価が足下の〝自民党総裁選ラリー〟で反転するまで米国などに比べ伸び悩んだ一因ともいわれる。欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁は9月9日、コロナ対策で実施してきた債券購入のペースを減速する方針を決めた理事会の後、記者会見で欧州経済の回復に強い自信をみせた。ユーロ圏の今年の成長率は5%に上振れすると予想しており、コロナ禍からの「V字回復」を見込む。

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