捕手として通算出場試合1527、コーチとして4球団で計21年間(うち1年間は編成担当)指導にあたってきた田村藤夫氏(61)が、DeNA山本祐大捕手(22=京都翔英-BC・滋賀)の捕手らしい心配りと、呼応するようにペースを上げるエース今永昇太投手(27)に復調を感じた。DeNAが2点リードした直後の2回裏、故障から復帰を目指すエース今永は先頭の香月に四球。続く石川にも2-0となったところで、山本はパッと立ち上がりマウンドに向かった。私の記憶では同じ試合展開なら四球、四球、もしくは四球、安打による無死一、二塁で、そこで初めてマウンドという認識だった。マウンドに行くのはちょっと早いな、と思えた。
ブルペンで受ける時、江夏さんのグラブ付近に返球しないと捕ってくれなかった。マウンドの後ろに転がるボールを拾いに走った。それが恐ろしくて、イップスになりかけたことが思い起こされた。それでも、捕手は投手と向き合う、それが仕事だ。この後、2-0から、ストレート見逃しで2-1、変化球ファウルで2-2、ストレートファウルで2-2のまま、最後はカット系で空振り三振、そしてランエンドヒットでスタートを切っていた香月を二塁で刺す。後続も三振に仕留め、三人で切り抜けた。 エースが「悪い、悪い」とマウンドで意思表示するのは、捕手からすれば何とも言えない気持ちになる。つまり、サイン通りに投げられずにごめんな、というシグナルになる。それはベンチも見ているから、打たれたのは捕手のリードではなく、自分のコントロールミスだとかばってくれる意味合いを持つ。少なくとも捕手はそう感じるものだ。すると、今度は投手を何とかもり立てたいと考えるようになる。もう信頼関係があるということだ。今季1軍で8試合に出場している山本は、1軍の窮状を身をもって知っている。そこにエース今永が戻ることの大きさもよく理解している。今永を最大限もり立てて、最高の状態で1軍に送り出そうという意識も伝わってきた。
うれしいな
田村さんは一度否定的な見方をしてもその後をちゃんと見てくれて良いところ悪いところを指摘してくれるので好感が持てます。 そしてこうして現場の方が普段ファンがどうやって試合を観ているかを知ってくれてコメントを残してくれるのはありがたいです。 ちなみにハマスタも昨年から傘禁止です。
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