岐阜県関市は、日本一の刃物のまちとして知られていますが、近年は自動車・医療・精密機械などに関わるさまざまな職人を有する企業が集まるものづくりのまち。そこで、地域の方に地元企業の魅力を改めて知っていただき、自分たちの住むまちに誇りや愛着心を育む機会として、関の工場参観日が企画されました。経営者や若手からベテランの職人さんに至るまで、現場ではたらく人と直接ふれあい、話を聞くことで、仕事のやりがい、楽しさを感じていただけるイベントです。株式会社タイメックでは3度目の参加となりますが、今回初めて現場の社員による社内「実行委員会」を組織。実行委員メンバー6名が主体となって協議し、『関の工場参観日』の企画・運営を担当。若きリーダーたちの学びとアウトプットの場となっています。今回の工場参観日のテーマとし、見学に訪れた方にタイメックの技術で「未来の可能性」を感じていただくこととしました。そこで、メンバーたちはPREP法をはじめとする、基本的なコミュニケーションを学び直し、自分の考えを伝える練習からスタートしました。
ものづくりの現場で大切なことは、チームワーク。また、「仕事は見て盗め」という時代から、「きちんと説明する」という時代の変化という背景もあります。これからは、ものづくりの現場においても、「コミュニケーション力」は大切な要素なのです。タイメックでは、決まった製品を販売しているのではなく、お客様のご要望に対して設計図を起こし、生産しているため、機密事項も多く、「こういうものを作っています」と生産ラインを公開することが難しい面があります。実行委員メンバーは、各自検討の上、プレゼン資料を作成。社長と委員会メンバーの前でプレゼンテーションを実施。その完成度には社長も涙ぐむほどでした。この螺旋階段は、完成品が工場見学に訪れた方をお迎えします。また、見学ルートとして螺旋階段の製造工程を見ていただくことができます。サイズは、大体大人の背の高さくらい。お子さんが登ったり、記念撮影していただくこともできます。
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