システムに不具合はつきものだとしても、半年あまりで計7件という多さは尋常ではない。障害発生時の顧客対応なども含めて、メガバンクの一角とは思えぬ実情に顧客の信頼も失墜している。
みずほFGは6月、第三者委員会の調査報告書を公表し、坂井辰史社長やみずほ銀の藤原弘治頭取の減給を含む処分を発表した。だが、その後も障害が頻発するなど大規模障害の再発懸念は拭えぬままだ。進退を含めて経営陣の責任を明確にすべきは当然である。 金融庁はみずほ銀に対し、障害の再検証やシステムの適切な管理態勢の確保を命じた。金融庁はこれを細かく点検し、必要に応じて変更などを求める。新規サービスであってもシステムに負荷がかかる場合などは影響を受けよう。みずほは過去にも大規模なシステム障害を繰り返してきた。問われているのは、システム上の根本的な問題点を的確に把握し、有効な対策を講じることである。例えば、2年前に刷新した基幹システムなどに問題はないのか。そこがあいまいなままでは融資や送金などの取り扱いにも不安が残る。
大丈夫?
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ソース: Sankei_news - 🏆 68. / 53 続きを読む »