【ヒルマニア】大打者に対抗するために、編み出されたメジャーの極端なシフトの歴史…来年から禁止されるのか

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【 ヒルマニア 】大打者に対抗するために、編み出されたメジャーの極端なシフトの歴史…来年から禁止されるのか 野球 baseball

しかし、シフトが知名度を増したのは最後の4割打者、レッドソックスのテッド・ウィリアムズに対して、大平洋戦争直後にインディアンスの監督兼遊撃手ルー・ブードローが「単打を打たれるならいいが長打を防ぐ」と指示。「心理的な効果を狙った」という。

左打ちのスラッガーに対し、三塁が二塁ベース後ろ、遊撃が二塁の定位置、右翼手は右翼線、その前に二塁手、一塁手はライン上、中堅手は右中間、左翼手は遊撃定位置のすぐ後ろだった。“ブードロー・シフト”と名付けられ、他チームもアレンジしながらまねするようになった。ウィリアムズに対し、オープン戦でのマイナーチーム相手のときは、野手全員が右翼席に座る、との“余興”もあったほどのパワーヒッター。しかし、彼は一時的にバントを試みたが、ファンのブーイングを受けてからは、ほとんどプルヒッターとして引っ張り続け3割4分4厘の通算打率を残した。 ブードローは1956年にアスレチックスの監督となった際、今度は史上最高のスイッチヒッター、ミッキー・マントルにも仕掛けた。味方投手陣が最初の5試合で4本塁打含む16打数10安打されると、6月の試合でマントルが左打席に立った際、二塁手をポールに近い右翼線内側に右翼手が右中間に、中堅手が左中間、左翼手が左翼線の“4人外野”で、内野も右寄りに守った。このシフトにマントルは快足を活かしてバント安打を連発。この年、20回試みたバント安打のうち12回を決め、この安打によって三冠王となったが、打率2位は皮肉にもテッド・ウィリアムズだった。

かつては、ホームランバッターに限られていたシフトが、近年は中距離ヒッターなどにも使われて極端な守備移動が頻繁になったことで、野球の面白みを削ぐようになったことも、今回のシフト禁止の大きな理由だと思う。(蛭間 豊章=ベースボール・アナリスト)

 

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