本体は、製品写真などで見ると2.5インチポータブルHDDぐらいある印象なのだが、実際は57.4×112.6×10.6mmと、手の第二関節で握れるぐらいにコンパクト。角に丸みを帯びた五角形のデザインで、なかなかスタイリッシュ。立てておくことができるスタンドもユニークで、ガジェットとしての存在感はかなり強いと言えるだろう。性能的に、USB 3.2 Gen2x2で接続すれば、公称でリード2,000MB/s、ライト1,900MB/sが謳われている。実際にRyzen Threadripper PRO 3975WX、メモリ64GB、Supermicro M12SWA-TFマザーボード、GeForce RTX 3090、Windows 11 Proを搭載した環境で、M12SWA-TF背面のUSB 3.2 Gen2x2ポートに接続したところ、CrystalDiskMark 8.0.4でシーケンシャルリードリード2,088.6MB/s、同ライト1,890.
とは言え、USB 3.2 Gen2x2を搭載したシステムはいまのところかなり限定的で、ノートPCではThunderbolt 4ポートの方がメジャーだろう。そこで、Thunderbolt 4を備えた「ThundeRobot Zero」、「GPD Pocket 3」、「GPD WIN 3」に接続してみたが、いずれもリード1,000MB/s前後で頭打ちとなった。Thunderbolt 4がUSB 3.2 Gen2x2をサポートしていないから当たり前と言えば当たり前だ。ケーブルを挿し直したりするとライト速度が上がることもあるのだが、いまいち再現性がない もっとも、今のところ、ゲームにおいてシーケンシャルリード速度がロード時間に影響するのは限定的であることを考えれば、これもやはり内蔵SSDとさほど違和感なく使えるレベルにあると言える。これなら、SteamなどのゲームライブラリをSL660に指定して使うこともでき、拡張性が限られているゲーミングノートなどで、1本でも多くのゲームをインストールしたいニーズにも応えられる。昨今、ゲームの容量が肥大化していく中、熱心なゲーマーなら512GBや1TBのSSDではすぐにいっぱいになるはず。手軽に容量を拡張できるSSDとしておすすめしておきたい。
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ソース: pc_watch - 🏆 44. / 63 続きを読む »