「3歳ダート三冠」新設 地方馬のチャレンジに期待(写真=共同)

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「3歳ダート三冠」新設 地方馬のチャレンジに期待

今まで競走体系が不十分だったダート路線を整備して、ダート適性のある馬の活躍の場を増やすのが狙いで、理にかなった改革だろう。これから書くことはあくまでも私の個人的な意見ということでお読みいただきたい。

2024年からは1着賞金が1億円となり、名実ともに頂点と位置づけられる東京ダービーは、現在はダービーシリーズを構成する一戦となっている。今回の改革によって、各地のダービーは一体どうなるのか? 新たな三冠路線とはどうつながるのか? 現時点では関係者も「未定」としており、想像するしかない。規模の大小はあるが、各地域で施行されるダービーがどういう形であれ、尊重される形になればと思う。 別の競馬場のやや極端な事例ではあるが、高知競馬の重賞、福永洋一記念は10年の第1回は1着賞金が50万円だった。しかし22年の同レースの1着賞金は1200万円、何と24倍に増えた。前記の通り、ネット発売の定着と関係者の努力のたまものだろう。関係者のモチベーションについて言えば、これだけ賞金がアップすれば、地元のレースも大きな目標となるには十分な水準と言える。馬は購入代金だけでなく、維持費も相当に高額である。好走して「稼ぐことができる」確率がより高い道を選ぶのはごく当然の話。強敵が集まることが確実な羽田盃、東京ダービーに地方馬が駒を進める上では、馬主、厩舎サイドのモチベーションアップが求められる。

 

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