コードを書くことで解決しようとしている問題が「都市間の人々の移動」といった古典的な問題である場合、ソフトウェアやハードウェアによって革新的な解決法を提供できる可能性があります。また、すでにコンピューターが用いられている分野でも、ユーザーにこれまで以上に優れた体験を提供できる可能性もあるとのこと。
自らのコードが生み出した製品が周囲から革新的であると評価されている場合でも、常に世界のどこかでそれ以上に革新的な製品が生み出されています。そのため、「ソフトウェアやハードウェアのどの機能を利用すれば問題を解決できるか」「ユーザーに良い経験を提供するにはどうすればよいのか」といったことに常に着目し、革新し続ける必要があるとダイン氏は語っています。コードを書く目的は「コーディング」自体ではなく、問題を解決し、製品を「良い製品」にすることにあります。「良い製品」は、ただ「機能する」だけにとどまらず、「優れた機能」と共に「優れたデザイン」を持ち合わせ、ユーザーを満足させるものです。ゆえにコードを書く際は、そのコードによって生み出される機能がユーザーにとって明確なデザインになるように努める必要があるとのこと。コードを書く際は、他人がコードを読みやすいように書く必要があります。ダイン氏は「美しいコードの書き方を説明するには非常に長い文章が必要になります」と述べつつ、美しいコードを書くために意識する点を複数挙げています。
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