「自分はよく運動している」と思い込むことで実際に人は健康になる

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「自分はよく運動している」と思い込むことで実際に人は健康になる(2018)

CDCが人々に対して行った調査には、「加速度計を装着してトラッキングした運動量」「高血圧や心臓病といったハイリスクな症状に関する医療情報」「障害の有無」「喫煙習慣」「メンタルヘルスの状況」といった実際の健康状態に関する情報に加え、「自分はどれほど健康だと思うか」という自己申告のアンケートもあったとのこと。回答者は調査後も継続的に追跡され、追跡期間中に全体の約10%の人々が死亡していました。

研究者らは結論に影響を与えるあらゆるデータを考慮し、時には修正するなどして分析を行いました。その結果、実際にどれほど健康的な生活を送っていたかという測定値とは関係なく、「あまり運動していない」とアンケートに答えた人の死亡リスクは高いという結果になりました。「あまり運動していない」と答えた人々は、一般的な人々と比較すると18%ほど死亡リスクが高く、「積極的に運動している」と答えた人と比較すると、実に71%も死亡リスクが高かったとのこと。また、過去の研究では同程度の運動量を必要とする仕事に就いている84人を対象に、半数には「あなたの仕事は一日の必要な運動量を満たしている」と伝え、残りの半数には何も伝えずに健康状態を追跡しました。4週間後に被験者らの健康状態を測定すると、「仕事で必要な運動量を満たしている」と伝えられた人々は、何も伝えられなかった人々と比較して体重・血圧・体脂肪といった数値が低下していたそうです。

以上の研究結果から、喫煙や肥満といった健康に影響を与える要素にかかわらず、「自分は運動している」と思い込むことが、本人の健康につながるということがわかります。なぜそうなるかという理由については、「自分の考え方が運動に対するモチベーションにつながるため、『自分はよく運動している』と思い込むほうが日頃の生活で運動しやすくなる」「『自分は必要量の運動ができていない』と思い込むことでストレスを抱え、健康状態に悪影響を与えている」「プラシーボ効果によって健康状態が改善している」といったものが考えられるとのこと。 日頃の運動が足りていない患者に対して「あなたには運動が足りていない」「このままでは病気になる」といった否定的な言葉を伝えるのは当然のように感じられますが、今回の研究結果を考慮すると、「あなたは健康であり、十分な運動をとっています」というポジティブな言葉を伝えることのほうが、患者の健康状態を改善させることにつながると考えられます。

 

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