藤井聡太8冠の師匠、将棋の杉本昌隆八段は12日、テレビ朝日系「大下容子ワイド!スクランブル」に中継出演した。愛弟子と研究仲間でもある永瀬拓矢前王座が激闘を繰り広げた今回の王座戦5番勝負第4局について、「死闘」だったと振り返った。
杉本八段は「永瀬王座は本当に強い。その上で研究会仲間で棋風も熟知しており手ごわい対戦相手」だったとした上で、藤井8冠にとって「ここまでのタイトル戦の中で、いちばんつらかったシリーズではないか。最終盤ではお互いに、勝ちの場面があった。本当に死闘だった。見ていて、胸が痛くなる勝負だった」と振り返った。 藤井8冠に今後、ライバルは現れるのか問われると、現在、竜王戦7番勝負で藤井8冠に挑戦している伊藤巧(たくみ)七段(21)が同世代であることに触れながら「ゆくゆくは、藤井8冠を目指して棋士になろうという下の世代の人たちが、必ず出てくる。心配いらないと思う」と話し「自分で目標を見つけていくタイプ。ライバルが現れなくても、自分の将棋の道をまい進していくと思う」とも語った。
藤井8冠の弱点について問われると「考えすぎるところ。器用ではないし、目いっぱい時間を使って持ち時間が少なくなり、追い込まれる。第4局もそうだった。普通、これでは勝てないと思ってしまうが、それでも逆転して勝つ。もうすこし器用さがあっても…」などと指摘。「子どもの頃から考え抜いて、強くなってきた。そのスタイルでもいいのかなと思うが、弱点といえば、考えすぎのところ」とあらためて述べた。 今後、タイトルを保持し続ける重圧についての見解を求められると「(藤井8冠は)何かの会見で、『防衛戦はスーパーシード』という表現をしていた。もともと挑戦者の気持ちで、そもそも(タイトルを)『守ろう』という気持ちはないと思う。プレッシャーがかかることはないと思う」と指摘。今回の8冠達成を受けてどんな「異名」を命名するか問われると「棋界想像主」と記した。
Similar News:他のニュース ソースから収集した、これに似たニュース記事を読むこともできます。
ソース: nikkansports - 🏆 18. / 63 続きを読む »
ソース: nikkansports - 🏆 18. / 63 続きを読む »
ソース: nikkansports - 🏆 18. / 63 続きを読む »
ソース: Daily_Online - 🏆 15. / 68 続きを読む »
ソース: zakdesk - 🏆 57. / 59 続きを読む »
ソース: Daily_Online - 🏆 15. / 68 続きを読む »