「平均時給5万円超」などセックスワーカーの実態が経験者の調査から明らかに

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新型コロナウイルス感染症の流行により多くの失業者が増えた昨今、一部の人々はセックスワーカーとして働き始めることもあるとのこと。表にあまり上がらないセックスワーカーの実情を、2018~2020年にコールガール(エスコート嬢)として働いたというアエラ氏が、自身の経験および165人のエスコート嬢と411人の顧客から得られた調査結果を基に記しています。

アエラ氏は「この仕事はうまくすれば高いお金を稼げるもので、大きな社会的意義も持つものですが、私たちの心の弱い部分に直接影響を与えるものでもあります。この仕事をする上で嫌悪感や恥ずかしさ、憎しみを覚える場合、仕事を続けるのはおすすめしません」と語っています。

依頼主の下へと実際に赴き商売を行うエスコート嬢は、オンラインのセックスワーカーとは異なり、自身の身に危険が降りかかる可能性や、家族や友人に職業が露呈してしまう可能性が存在します。オンラインのセックスワーカーにリスクがないとはいえませんが、万が一の被害を最小限に抑えるのははるかに簡単です。アエラ氏の調査によると、エスコート嬢の平均時給は477ドル、時給の中央値は325ドルでした。また、平均年齢は29歳、平均就業期間は4~5年、1年間に性感染症の検査を受けた回数の平均は6.5回。全体の45%が特定の誰かと真剣に交際しているか、婚約しているか、結婚している状態。30%が仕事を辞める予定か、仕事を「単なる副業」だと考えており、21%がいわゆる「アーリーリタイア」を考えていたとのこと。

仕事中に経験した嫌なことについて尋ねたところ、性的暴行を経験した人が全体の41%、盗難が29%、性感染症への罹患が17%、身体的暴行が16%、逮捕が8%、法的な問題が8%でした。アエラ氏は「これらの数値はいいものではなく、ほぼ2回に1回の割合で性的暴行を経験するような仕事に就くのは理想的とはいえない」としつつも、「仕事の満足度は全体的に高い傾向にある」と記しています。 また、アエラ氏が相手をした顧客には弁護士や医者、映画監督などが含まれており、年収の中央値は10万ドルだったとのこと。アエラ氏が相手をした顧客の平均年齢は46歳、エスコート嬢への調査から得た顧客の平均年齢は41歳でした。さらに、顧客の性格を大別したところ、「若くて経験が浅い、あるいは未経験の男性で、女性をうまく引きつけることができない人」「女性と付き合えるだけの魅力があるが、時間がないビジネスマン」「パートナーとの営みがなくなってしまった既婚者」「質より量を求め、女性をポケモンのように扱う『愛好家』」という4つのステレオタイプを導き出せたとのこと。アエラ氏は「ほとんどの男性は心のつながりも求めており、エスコート嬢に心を開いてほしいと思っています。男性は理想的な女性を求めているのです」「肌と肌で触れ合いながら泣き続けた人や、妻と死別した人、CEOとして成功をおさめた人、がんを患った人など、私にとっても大きな影響を受けた顧客は多くいます。経験は非常に貴重であると考えており、顧客の心とつながった神聖な糸を死ぬまで守り続けます」と述べました。

 

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