「小さな家に住む」ことが地球環境の保護に役立つ

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地球温暖化や気候変動に歯止めをかける手段が必要とされており、近年は「肉を食べない」ことが1つの手段として叫ばれています。一方、「小さな家に住む」ことも環境によい影響を与えるという考えがあるということで、研究者が「小さな家は、実際にどのくらい環境に影響するのか」を調査しました。

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。調査対象となった住宅はアメリカ各地に点在していますが、住み替えにより平均して45%のエコロジカル・フットプリントが減少したことが示されたとのこと。また、深層面接法により、「家を小さくすることがライフスタイルに影響し、予想しなかった方法で環境への影響を小さくしていることがわかった」とSaxton氏は述べています。

Saxton氏はエコロジカル・フットプリントのうち空間的なフットプリントに着目して計算を行いました。調査の結果、アメリカ各地にある「小さな家」の平均的なエコロジカル・フットプリントは3.87グローバルヘクタールであることが示されました。これはつまり、家に住む人を1年間サポートするためには3万8400平方メートルが必要ということ。一方、回答者の小さくする前の住居サイズは7.01グローバルヘクタールでした。なお、アメリカ人の平均フットプリントは8万4000平方メートルなので、小さな家に住むことで、環境への影響を半分以下にできることが示されたことになります。 また、エコロジカル・フットプリントだけでなく、回答者の食生活・交通手段・物の消費量・利用するサービスなども家のサイズの影響を受ける可能性があるとのこと。これらの回答者は、家を小さくする前と比べて、地元の作物や自分で育てた作物を食べる傾向にあり、車・バイク・バス・電車・飛行機などでの移動が少なく、より燃費のよい車を運転する傾向にあったそうです。また、物を買うことが少なく、紙やプラスチックのリサイクルを行い、ゴミを出さない傾向も見られました。このことから、「家を小さくする」ということが、環境によい振る舞いをする1つのステップになっているのではないかとSaxton氏はみています。さらに、Saxton氏はこの研究から得られたフットプリントのデータを、「アメリカ人の一部が家を小さくしたらどのような影響が出るのか?」という計算に使いました。この結果、10%のアメリカ人が家を小さくすることで、生物学的に生産的な土地約150万平方キロメートルを守ることができるようになると示されたそうです。これは日本の面積の約4倍にあたります。

家を小さくすることで変化した回答者の行動を調べたところ、うち86%が環境にポジティブな影響、14%がネガティブな影響でした。ポジティブな影響には「雨水の回収」や「相乗り」などが挙げられますが、ネガティブな影響として「田舎に家があるため長距離の運転が必要になった」「リサイクル場所まで遠く、家にスペースがないのでリサイクルをしなくなった」という声もあがっています。

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私も一瞬で掃除が終わるTiny houseが欲しい…。

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