「日本の足」が超投手戦の均衡を破った。0-0で迎えた7回無死一塁。周東の名前がアナウンスされると、代走とは思えない大歓声がヤフオクドームを包んだ。何もせずとも、巨人が浮足立った。この回からリリーフした大竹は打者グラシアルに1球も投げないうちに、一塁へ3度けん制を入れた。警戒して制球が乱れ、カウントが3-1となったところで動いた。周東がスタートをきってのランエンドヒット。グラシアルの打球が左前にはずむ間に、スプリンターは楽々と三塁を陥れた。「行けるタイミングがあれば走ろうと思っていたけど、クイックも速かった。それよりもピッチャーにプレッシャーを与えられればと思っていた。極力意識させて、真っすぐが多くなるように。一番いい形になった」としてやったり。
指揮官の「あそこは行けるなら行けということだった。絶対に1点を取りたい場面。投手にどんどんプレッシャーをかけることが、得点につながると思っていた」という起用に応え、一、三塁とお膳立て。続く松田宣の決勝3ランで均衡を破った。 「代走周東」のコールが総攻撃の大号令になりつつある。周東自身も当然、「僕が出るということは点を取りに行くということ。無理してでもホームまでかえりたい」。同時に、周囲の目の色もガラリと変わる。「この回が勝負なんだ」。ベンチの思いを受け、1つになって畳み掛ける。▽ソフトバンク工藤監督(代走周東について)「あそこは行けるなら行けということだった。足の速い走者がいるとどうしても相手は気を取られる。投げるだけに集中するというわけにはいかないので。あそこは絶対に1点を取りたい場面だったので、投手にどんどんプレッシャーをかけることが、得点につながるというように思っていた」
◆周東佑京(しゅうとう・うきょう)1996年(平8)2月10日、群馬県生まれ。東農大二3年夏の県大会ではエース高橋光成の前橋育英に敗れ準優勝。東農大北海道オホーツクでは14年明治神宮大会、15~17年全日本大学選手権出場。17年育成ドラフト2位でソフトバンク入団。昨年は27盗塁でウエスタン・リーグ盗塁王。今年3月に支配下選手登録された。179センチ、67キロ。右投げ左打ち。
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