「モンパチ」の歌に乗せて──『小さな恋のうた』が描くリアルな沖縄

  • 📰 Newsweek_JAPAN
  • ⏱ Reading Time:
  • 27 sec. here
  • 2 min. at publisher
  • 📊 Quality Score:
  • News: 14%
  • Publisher: 51%

日本 見出し ニュース

日本 最新ニュース,日本 見出し

「モンパチ」の歌に乗せて──『小さな恋のうた』が描くリアルな沖縄 映画『小さな恋のうた』はMONGOL800の同名ヒット曲を軸に基地がある沖縄の「今」に向き合う意欲作

<映画『小さな恋のうた』はMONGOL800の同名ヒット曲を軸に基地がある沖縄の「今」に向き合う意欲作>映画『小さな恋のうた』の誕生を語る上でのキーパーソンは、沖縄生まれ、沖縄育ちの企画プロデューサー、山城竹識(37)だ。根底にあったのは、沖縄と米軍基地の間で混ざり合い生まれる「本当のチャンプルー文化」をエンタメ映画として表現したいという思いだったという。

主人公は沖縄の小さな街で活動する高校生バンドだ。ボーカルの真栄城亮多(佐野勇斗)を中心に、彼らのシンプルながらも力強い歌は東京のレーベルからも注目を集めていた。ある日、バンドの楽曲を手掛けていたギターの譜久村慎司(眞栄田郷敦)がデモ音源を残したまま、交通事故で亡くなってしまう。一見すると、ブレイクが期待される若手俳優が集った青春映画である。そもそもフィクションであり、沖縄にルーツがある俳優も出演していない。「これは自分たちが知っている沖縄とは違う」と受け取られたら、その時点で地元の観客は離れていくと、山城は考えていた。慎司をひいた車は米軍車両の可能性があること、彼の父親は米軍基地で働いていること、亮多の母親はシングルマザーで、米兵相手の飲食店を営んでいること。そして、山城自身の実体験でもある、基地の中に住む少女と一緒にフェンス越しに音楽を聴くこと......

山城はこう語る。「この映画には沖縄らしい青い空、海、おじぃ、おばぁは出てきません。その代わり、避けられがちな基地は出てきます。大事なのはリアリティーです。僕は現実から目を背けたら、沖縄の人たち、とりわけ若い世代に見てもらえないと思っていました」

 

コメントありがとうございます。コメントは審査後に公開されます。
このニュースをすぐに読めるように要約しました。ニュースに興味がある場合は、ここで全文を読むことができます。 続きを読む:

 /  🏆 131. in JP

日本 最新ニュース, 日本 見出し

Similar News:他のニュース ソースから収集した、これに似たニュース記事を読むこともできます。