ブロードウェイの名作ミュージカル「ウエスト・サイド・ストーリー」の来日公演が22日から東京で始まり、客席を360度取り囲んだ舞台で世界で初めてとなる新しい演出が披露されました。
ミュージカル「ウエスト・サイド・ストーリー」は、1950年代のニューヨークを舞台にギャング団の青年と敵対する移民グループの女性が恋に落ちる物語で、1957年にブロードウェイで初演されて以降、世界中で親しまれてきました。今回の公演では客席の周囲360度に舞台を設け、場面ごとに客席全体が回転する劇場を使って世界で初めてとなる新しい演出が披露されました。 新しい演出では映画のようなスピード感のある場面転換が行われ、頻発する銃乱射事件など、現代社会の問題について考えさせる内容も取り入れられていて、本場ブロードウェイの俳優たちの熱演に、客席からは大きな拍手が送られていました。訪れた50代の女性は「まるで映画のように舞台展開が早くて、本当に楽しめました」と話していました。
舞台を観賞したジョージ・チャキリスさんは「映画を撮影していた頃の精神が若い役者にも息づいていて、本当に感動しました。この作品が日本の皆さんにこれだけ愛されていて、本当に感謝しています」と話していました。
Stephen Sondheim. 偉大なる芸術家。
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