「もう〝益川節〟聞けぬ」 益川敏英さん死去に悼む声

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「もう〝益川節〟聞けぬ」 益川敏英さん死去に悼む声 2008年にノーベル物理学賞を受賞した際も、その人間味にあふれた言動で人々を引きつけた。「もう聞けないと思うとさびしい」。死去が伝えられた29日、益川さんに指導を受けた弟子からは悼む声が聞かれた

素粒子物理学の重鎮でありながら、飾り気のない人柄とユーモアに富んだ独特の「益川節」で親しまれた京都大名誉教授の益川敏英さん。2008年にノーベル物理学賞を受賞した際も、その人間味にあふれた言動で人々を引きつけた。「もう聞けないと思うとさびしい」。死去が伝えられた29日、益川さんに指導を受けた弟子からは悼む声が聞かれた。昭和46年、大学院生のときの指導教官が、京大理学部の素粒子論研究室で助手を務めていた益川さんだった。

議論好きで、研究だけでなく政治や社会問題にも関心が高く、積極的に主張する姿が印象に残っている。「明らかに不利な議論でも負けを認めない、独自の理屈を述べる姿勢は『益川節』『いちゃもんの益川』の名で有名だった。声が大きく、どこにいても存在感があった」と話す。「大してうれしくない」「光栄だが過去の仕事だ」-。記者会見ではクールに自身の研究成果を振り返った一方、尊敬する故南部陽一郎さんとの共同受賞について尋ねられると感極まって涙を流し、「老人性涙腺軟弱症ですね」と照れを隠すように切り返した場面も。 数学や理科は得意だったが、外国語や漢字は大の苦手。国際会議への招待を断り続け、ノーベル賞授賞式への出席が初めての海外渡航だった。現地での記念講演は異例の日本語で通し、「学校の宿題はほとんどしなかった」などと会場を沸かせた。

ここ数年は益川さんの体調がすぐれず、九後さんは会う機会も減っていたが「学術会議の任命拒否問題で抗議声明を出したと聞いたときは、いかにも益川先生らしいなと思った。病気であっても声を上げずにいられない。もう益川節を聞けないと思うと、さびしい思いがあります」と悼んだ。(秋山紀浩、桑村大)

 

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